音量ノーマライズツール
動画や音声の音量を、loudnorm フィルターで LUFS(音の大きさの単位)の目標値に揃えます。ポッドキャスト向け(-16 LUFS)と配信向け(-14 LUFS)のプリセットがあります。
対応する FFmpeg コマンド
現在の設定に対応するコマンドラインです。設定を変えるとリアルタイムで更新されます。
ffmpeg -i input.mp4 -af loudnorm=I=-14:LRA=11:TP=-1.0 -ar 48000 -c:v copy output.mp4 使い方
- ファイルを選ぶ動画でも音声でも選べます(500MB まで)。
- プリセットを選ぶポッドキャスト・配信向け・カスタムから選びます。出力形式(MP3・AAC・WAV・MP4)も選べます。動画を選ぶと、最初は MP4(映像はそのまま)になります。
- 正規化実行「音量をノーマライズする」を押すと、音量を揃えたファイルができます。
おすすめ設定
うまくいかないとき
音が割れている
原因:トゥルーピーク(TP)の上限が 0 dB 近くに設定されています。
対処:TP を -1.0 dBTP 以下にします。元の音がすでに割れている場合は直せません。
会話が小さく BGM だけ大きい
原因:声と BGM のバランスは元の動画で決まっています。音量の正規化は全体の大きさを揃えるだけです。
対処:場面ごとに大きさが違うなら、カスタムで LRA を 7 前後に下げると差が縮まります。同時に鳴っている声と BGM のバランスは、編集ソフトで直します。
よくある質問
なぜ loudnorm が必要?
ファイルごとの音量の違いを、同じ基準で揃えるためです。Apple Podcasts のように、音量の目標値(約 -16 LKFS)を決めている配信先もあります。Spotify は、音楽を -14 LUFS を基準に揃えて再生します(Web プレーヤーなどを除く)。
1 パスと 2 パスの違いは?
2 パスはまず音量を測り、その値を使って正規化するので、目標値により正確に合います。このツールは 1 パス(loudnorm の動的モード)で処理します。より正確に合わせたいときは、パソコンの FFmpeg で 2 パスにします。
EBU R128 とは?
欧州放送連合(EBU)の勧告です。番組の音量を -23 LUFS に揃えるよう定めています。日本のテレビ放送は ARIB TR-B32 に基づく運用で、目標は -24 LKFS です。
くわしい説明(設定の意味・制限・FFmpeg のコマンド)
設定の意味
使えるブラウザと制限
- MP4 出力では映像をそのままコピーします。映像の形式が MP4 に入らないと失敗します
- 出力のサンプリングレートは 48kHz になります
同じ処理を FFmpeg のコマンドで
ffmpeg -i input.mp4 -af loudnorm=I=-14:LRA=11:TP=-1.0 -ar 48000 -c:v copy output.mp4 ffmpeg -i input.mp3 -af loudnorm=I=-16:LRA=11:TP=-1.5 -ar 48000 -c:a libmp3lame -q:a 2 output.mp3